- ティッカー 【AMZN】
- 決算 12月
- セクター 小売
アマゾンドットコム:生活に密着した巨大企業の強みと成長戦略
アマゾンドットコムは、今や私たちの生活に深く根付いた存在です。会員制サービスのAmazon Prime、クラウドサービスのAmazon Web Services (AWS)、そしてEC事業など、多岐にわたるサービスを提供しており、私自身も日常的にお世話になっています。
最近では、アマゾンが他業種に参入することで引き起こされる影響を「アマゾンエフェクト」と呼ぶほど、アメリカの様々な企業がアマゾンの動向に注目しています。利用者にとっては利便性が高まり支持されやすい一方で、他の企業にとっては、アマゾンが新たにライバルとして参入することに戦々恐々としています。
AWS部門の強力な収益性のおかげで、アマゾンは積極的に買収を繰り返し、様々なマーケットシェアを獲得しています。もともとEC事業のデータを管理するために設立されたAWSですが、他社にもデータを預けてもらうことで収益を上げるビジネスモデルを確立しました。利用者が増えるほど収益が伸びる、典型的な収益逓増型のビジネスモデルと言えるでしょう。
積極的な投資を続けながらも、なお利益を上げており、将来的には自社株買いや配当も期待できる状況です。フリーキャッシュフローも伸び続けており、積極的な設備投資を行いながらも資金が余る状態です。
アマゾンはAmazon Goや銀行事業などの新規事業も展開予定で、今後の成長が大いに期待されています。アマゾンの株主は、配当よりも事業拡大を期待しているため、配当を出さなくても満足しているのが現状です。最近では、バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイがアマゾン株を購入したことでも話題になりました。
今後も、アマゾンは強力なキャッシュフローを活かし、さらなる成長と株主への期待に応え続けるでしょう。
アマゾンの強み
- 営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、1株あたりフリーキャッシュフロー(FCFPS)の伸び
- キャッシュコンバージョンサイクル(CCC)のマイナス維持
- ROICの改善
- AWS(Amazon Web Services)の圧倒的なシェア
- 確立されたブランド力と積極的な新規分野への参入
ぜひ、投資の参考にしてみてください!